ミュージカル「愛はてしなく」

三澤洋史 

あらすじ
 舞台はキリスト時代のユダヤ。ローマ帝国は、この地を属国として支配していたが、熱心党などによる反乱、暴動が後を絶たなかった。ローマ高官を相手にする高級娼婦マリアも、熱心党首領ノアムを恋人に持ち、ローマの情報を熱心党に流していた。
 一方、マリアを慕う新任のローマ司令官アリウスは、マリアがローマとユダヤの二重スパイであることをつきとめ、恋人のノアムを捕らえて、その命とひきかえにマリアに自分のものになることを強要する。抵抗するマリアは司令官アリウスを剣で刺して逃走。ノアムは処刑されてしまう。
 生きる希望を失ってさまようマリア。その前に身寄りのない盲目の少女アンナが現れる。マリアはアンナと行動を共にするうちに、人間らしい感情が芽生え、彼女の親代わりになろうと決心する。ところが、アンナの両親はマリアのせいでローマ兵に殺されたのだった。アンナは、妖女マグダラのマリアを憎んでいた。それが目の前にいるやさしいマリアだとも知らずに・・・・。


「愛、はてしなく」から、「あなたたちの中で罪のない者が」


「愛、はてしなく」のテーマ
 それにしても「愛はてしなく」で扱っているのは大きなテーマだ。この作品を初演した時は、まだ作った本人の悟りがそこまで追いついていなかった。今は追いついているのかと言われると、あんまり変わらないんだけど、それでも歳を取った分だけ違うような気がする。この作品って、きっと、僕がもっと悟ってくると、もっともっと感動的なものに仕上がってくるのではないかな。僕の悟りのバロメーターになるのではないかな。自分で言うのもなんだけど、とても不思議な作品だ。

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