Yuko Kamahora
釜洞祐子 (かまほら・ゆうこ ソプラノ)プロフィール

神戸女学院大学音楽学部卒業。東京音楽大学 オペラ研究科修了。文化庁オペラ研修所修了。
第51回日本音楽コンクール第1位。
第22回ジロー・オペラ賞受賞。
2000年 兵庫県文化奨励賞受賞。
2002年度大阪舞台芸術賞受賞。
畑きみ子、福沢アクリヴィ,畑中更予,インゲボルク・ハルシュタイン,ルドルフ・ヤンセンの各氏に師事。

1984年  ハンブルク歌劇場日本公演「魔笛」では、急遽同役を代演しその大役を果たした。
1984年  秋より文化庁在外研修員としてミュンヘンへ留学。
1986-92年  カッセル歌劇場と契約し、『後宮よりの逃走』のコンスタンツェ、『魔笛』の夜の女王などの難役を好演する他、ハンブルク、ハノーファー、シュトゥットゥガ ルト、ミュンヘンなどの劇場へも客演。
1990年  『セヴィリアの理髪師』のロジーナ。
1992年  『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタでは特に「卓越した歌唱力のみならず、舞台上における自由自在な伸びやかさ」「役者としての存在感の強さと温 かさ」と高く評価された。
1995年  オーストリア「ハイドン祭」。
1996・98年  ドイツ「テレマン音楽祭」。
1999年  オーストリア・ウィーンにて「バロック音楽祭」。
2000年  「プラハの春音楽祭」(ア シュケナージ指揮、ベートーベン「第9」)等に参加。
2001年  ウズベキスタンとカザフスタン及び大阪国際フェスティバルで『夕鶴』つうを演じ大好評を博す。

日本では、
1983年  日生劇場「魔笛」の夜の女王役は、各方面より絶賛された。
1993年  日生劇場『沈黙』オハル。
1994年  二期会公演『フィデリオ』マルツェリーネ、同年日生劇場『夕鶴』。
1997年  三枝成彰のオペラ『忠臣蔵』お艶。
1998年  新国立劇場・二期会共催公演『アラベッラ』ズデンカ。
1998年  N響デュトワ指揮ドビュッシー「選ばれた乙女」・グリーグ「ペールギュント」に出演。
2001年  2月新国立劇場・二期会共催公演『リゴレット』ジルダ。
2002年  いずみホール『オルフェオとエウリディーチェ』エウリディーチェ、プーランクの一人舞台『声』等で出演。
2003年  1月新国立劇場世界初演オペラ『光』にホアン役で出演。6月には新国立劇場にて 東京室内歌劇場記念公演『欲望という名の電車』(日本初演/プレヴィン作曲)ブランチ役を好演。 コンサートにおいてはサローネン、スゥイトナー、ブロムシュテット、小澤征爾、秋山和慶、若杉弘、鈴木雅明等と共演。

歌曲、オラトリオの分野でも高い評価をうけている。各地で行うリサイタル活動も反響を呼び多方面から注目されている。
CDも多くBMGジャパンより「アモール~ドイツ歌曲集」、「青い月夜に~日本の四季」、「アリア・ギャランテ~オペラアリア集」、ポイント・レコーズ より「マーラー・ヴォルフ歌曲集」、そして音楽之友社より「夢のあとさき~もうひとつの日本の歌」が発売されている。
東京音楽大学教授。二期会会員。

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© HIROFUMI MISAWA