皆様、明けましておめでとうございます!

三澤洋史 

写真 三澤洋史のプロフィール写真  この「今日この頃」が皆様の手元に届く頃は、1月8日(土)、9日(日)、10日(月)の「マエストロ、私をスキーに連れてって2022」キャンプの真っ最中でして、とても原稿が書ける状態ではないので、あわてて今日1月7日に先取りして書いているのですが、気が付いたら、キャンプの中での講演会の準備に追われていて、充分な原稿に仕上げるための時間がありません。

年明け早々、こんな状態で申し訳ありません。

 さて、年末は、例によって白馬五竜スキー場で28日から30日まで過ごした。今年は近年の中で最も雪が充実していて、雪質は抜群。28日の午後から滑ったが、コンディションは抜群だった。
 29日は、僕は1日、角皆優人君の個人レッスン。午前中は次女の杏奈が一緒に受講して基礎練習だったが、午後は僕が角皆君にお願いして、ショートターンを習った。素晴らしいレッスンだった。お陰でショートターンの精度がだいぶ上がった。角皆君、ありがとう!
 一方、孫の杏樹の方は、吉田光里先生の個人レッスン。これもとても成果があった。まだボーゲンの痕跡は残るものの、かなりハの字が狭くなってきてターンも確実になり、ほとんどパラレルと言ってもいい。しかも、スピードに関しては、彼女は怖さというものを知らないみたいで、僕も追いつくのに苦労するほどだ。もう来年あたり抜かされるかもな。別にいいや。長女の志保にピアノの腕を抜かされた時も、悔しい気持ちよりも喜ばしい気持ちの方が大きかったもの。身内ってそんなもんだね。
 30日は、まるで吹雪の中を滑っているようで、しかも寒かったので、午前中で切り上げて帰途についた。その日はHakuba47(フォーティーセブン)のルート1を杏奈と3人で二度ほど滑った。結構な急斜面だ。


白馬47ルート1

 群馬の実家に住んでいる姉の免疫力が落ちているため、コロナ感染を心配して今年も年末年始は東京で過ごした。12月31日の大晦日に、お刺身やお正月用品を買いに角上魚類日野店に行こうとして、ネットで営業時間を見てびっくり!その日の開店がなんと3時と書いてある。


角上魚類日野店営業時間

 そこで早朝6時に、次女の杏奈とふたりで、お散歩がてらリュックを背負って角上めざして徒歩で出掛けたら、お店よりずっと前から角上のための渋滞が始まっていて、誘導する人が沢山でている。その車の列を悠々と徒歩で追い越していくのは心地よかった。
「車で来なくてホントによかったね!」
と杏奈と言い合った。
 角上魚類に着くと、中はもう超密状態。早朝6時半過ぎにこんなだよ!いろいろをたんまり買って再び帰途についた。


角上6時半過ぎ

 1月2日に、妻の実家に行く。やはり群馬だが、そこから3日に妻の車で榛名神社に行く。やはり次女の杏奈と孫の杏樹。長女の志保は、最近この年末年始は存在感が薄いが、年末まで仕事が詰まり、1月2日と3日には、日比谷で新春コンサートの本番があって、妻の実家から東京に行き来していた。

 榛名神社も、本殿のかなり前から長い列。角上といい榛名神社といい、コロナ以後、こうした密状態に慣れていなかったが、不思議と怖さや違和感はなかった。むしろ、これが自然な人間の暮らしの一コマなんだなあ、と思った。榛名神社は、人々が言うように、特別なパワー・スポットだ。ここには何か人知れぬエネルギーが宿っている。


榛名神社

 そのエネルギーをもらって、新国立劇場で1月4日から、昼に「さまよえるオランダ人」、夜に「愛の妙薬」の合唱練習を行い、7日まで続いた。

 巷では、オミクロン株の我が国上陸と、再びの感染拡大が騒がれているが、こうして、忙しい年の初めを、充実した合唱練習をしながら過ごせることの幸せを噛みしめている。

皆様にとっても、今年こそ良い一年でありますように、心からお祈り申し上げます。



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