角皆優人君からの特別寄稿

三澤洋史 

角皆君が補足の記事を早く出しておきたいと言っています。

今回のキャンプの補足事項

1 特別なゲストコーチについて
 今年の『マエストロ・わたしをスキーに連れてって』キャンプには、ゲストコーチとしてあの平沢克宗先生(写真左)をお招きしています。

 平沢先生はオーストリアでスキーの名手*ベルント・グレーバーからスキーの真髄を学ばれた方です。身体本来の機能を活かした効率的・合理的な滑り方を研究され、長く滑っても疲れないスキー、年齢を問わずいつまでも楽々滑れるスキーを指導されています。
 つまり、ハードで高性能なスキーを目指す角皆優人と、楽でいつまでも滑れるスキーを目指す平沢先生は、一見対極にあるように見える指導者なのです。

 太極思想によれば、世界には必ず対極があり、表には裏、光には影、プラスにはマイナス、つまり陰陽と呼ばれる関係があるとされます。そして、陰陽の本質を理解できない限り、真理には到達できないとされます。

 平沢先生とわたしはスキーにおいて、こうした陰陽の関係にあるとも考えられます。そのため、対極にある二つのスキー術を学ばれることで、スキーの広大な世界が見渡されることになるのではないでしょうか?

 ご興味のあるみなさま、ぜひマエストロキャンプで陰陽を体験し、スキーの本質に触れてみてください。

 

*ベルント・グレーバー
 歴史上世界最高と言われたデモンストレーターで、角皆優人の親しい友人でもあった。
 若くして雪崩事故で亡くなった。

*平沢先生より
 ベルント・グレーバー氏に、オーストリアスキーを習ったことで、オーストリアの国家資格である、オーストリア国家検定スキー教師の資格を取得出来ました。


Bernd Greber氏と

補記
 今は亡きベルント・グレーバーの超絶上手い滑り 
 わたしのスクールが白馬47にあった頃、ベルントはわたしの家に泊まり、一緒にトレーニングする機会を持てました。全日本技術戦の直前ともなると、ベルントはかなり真剣にトレーニングしていました。良き思い出です。素晴らしいスキーヤーでしたね。
(角皆優人)

2 マエストロ講座について
 今年のマエストロ講座は、いいもりゲレンデの『レストハウスいいもり』で行います。落ち着いた一画を、施設の方がご好意で提供して下さるとのことです。1日目のレッスン終了後、そのまま『レストハウスいいもり』に集合して、講座を行います。

 ちなみに昼食も、『レストハウスいいもり』では、1Fのレストラン・シャンドールや、2Fのラーメン大学など充実していますし、エスカルプラザ内よりずっと空いています。席の確保も簡単ですし、長く行列することなく落ち着いて食べることができるのでお薦めです。ご自由にどうぞ。

 1点だけ注意していただきたいのは、マエストロ・キャンプの本来のベースセンターである、とおみゲレンデのエスカル・プラザに戻るためには、16:30にクローズするミルキーフォーというリフトに乗らないといけないということです。そこで、土曜日のスケジュールを以下のように設定しました。

10:00-11:30 レッスン
11:30-12:30 昼食
12:45-14:15 レッスン
14:30-16;00 マエストロ講座

2024.1.1



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