高市政権への期待
先週の「今日この頃」では、衆議院選挙の結果について言及したかったのであるが、開票が行われている最中の2月8日日曜日の晩は、スキー・キャンプ帰りであった。妻が運転する車で安曇野インターから高速道路でスムースに東京方面に向かえば、夕飯時には自宅に着いている予定であったけれど、その晩は、雪国の雪ではなく、あろうことか、都心を中心とする雪の影響で中央高速道路そのものが途中で閉鎖されてしまった。
甲府を過ぎたばかりの一宮御坂インターで、僕たちは無理矢理降ろされて、一般道路の山道を超渋滞状態でノロノロ走らせられ、一体いつ着くのだろうか?という状態だった。
さらに翌日、9日月曜日は、午前中から、新しく結成される聖フランシスコ800合唱団についての打ち合わせのため、新国立劇場の横の珈琲館で新幹事達と会い、さらにそのまま、午後から新国立劇場で「リゴレット」の立ち稽古。
そんな状態だったので「今日この頃」の更新原稿の執筆が遅れ、新合唱団の演奏会の記事と、スキー・キャンプの報告だけで精一杯であった。
で、今週こそ選挙の事を書こう!僕は政治に関しては素人に過ぎないけれど、それでも週末に東京を離れるので、わざわざ妻と二人で期日前投票に出掛けたという最低限の責任感とある程度の判断力はある。
あの停滞感と閉塞感しかなかった石破茂政権に代わって、どんよりした曇り空から一気に輝くような青空に変貌した高市早苗さんに日本国の運命を託すため、投票用紙に自民党議員の名前を書き、さらに比例代表政党の紙に、生まれて初めて「自民党」と書いた。それは僕とすると、とても珍しいことだ。自民党そのものは好きではないけれど、高市政権を支えたい思いからだ。
高市さんが最初に総理大臣になってから行った数々の政策のスピード感は凄かった。まず、ガソリンの値段が一気に下がった。
「え?こんなことできるの?」
と思うほどだった。それから各国首脳とのスピード接触!
まず結果を出す!そんな彼女であるが、同時に、このタイミングで衆議院解散と総選挙を行うという、さらなる賭に出た。すでに確かな支持を獲得しているのに何故わざわざ?とみんな思っていただろうが、この賭けにも彼女は鮮やかに勝った!
実際、今度の選挙で自民党は、定員465議席中316議席と、単独で3分の2以上を獲得し、さらに維新の会の36議席を合わせると352議席という絶対多数の議席を獲得した。この絶対的信頼を基板に、彼女は今後、自分なりの政策をじっくり行っていこうとしているのである。
しかしながら、そんなトントン拍子の彼女を快く思わない人たちが当の自民党内には確実にいる。そして、あろうことか・・・というか、予想通りというか・・・ここにきて自民党内で何やら不審な動きがあった。
そのひとりは、石破政権の元で、外務大臣として中国を訪問し、中国人に歩み寄って、富裕層向け10年ビザの施行を勝手に決めてきてしまった岩屋毅氏であるし、もうひとりは、前総理大臣の石破茂氏だ。さらに村上誠一郎氏も加えておこう。
岩屋氏は当選翌日の記者会見で、このようなことを言っている。
「高市政権が)間違った方向に行きそうな時には、ブレーキを踏むことを心掛けないといけない」
なんだその上から目線は!そして、自分の考えと近いひとたちと党内グループを作ることを示唆していたが、後にいちおうその考えは否定した。
聖フランシスコ800合唱団続報
聖フランシスコ800合唱団の準備は進んでいる。まず僕は、メイン・プログラムであるMissa pro Pace「平和のミサ曲」の2つあるバージョンのどちらを演奏するべきかちょっと悩んだ。
この曲は、そもそも男声合唱である東大コールアカデミーのOB合唱団のアカデミカ・コールからの委嘱で、男声合唱の曲として作曲した。特にGloriaの冒頭では、ゴスペル調の勢いのあるアカペラで始まり、伴奏は弦楽五部とピアノに加えて、アルト・サキソフォンとパーカッションを伴った。その後、名古屋のモーツァルト200合唱団のために混声合唱団に編曲し、伴奏もフル・オーケストラ用に拡大されたが、サキソフォン&パーカッションはそのままであった。
ところが、2024年7月20日の聖フランシスコの故郷であるアッシジへの演奏旅行で、
「いくらなんでもゴスペル調はちょっと不謹慎だろう」
という想いから、Gloria冒頭は、従来のグレゴリオ聖歌的先唱に変え、最後のFesta di Credo(Credo祭り)という、Credoの歌詞を全部同時進行で各パートに割り振り、サンバのリズムで半ば踊りながら歌う音楽も、Amenの部分だけ使用して、やや大人しく終わった。
とはいえ、僕自身は、オリジナルをけっしてふざけて書いたわけでもなく、その反面、アッシジでの演奏も妥協というわけでもないのであるが、まあ、とにかく聖フランシスコ800合唱団の演奏会では、オリジナルに戻そうと思っている。
それに伴ってMissa pro Paceの編成も、初演当時のものにしようと思い、まず、初演及びモーツァルト200合唱団演奏会のソリストである、アルト・サキソフォン奏者の佐藤温(のどか)さんと、パーカッション奏者で僕のコンガの先生でもある本間修治さんに声を掛け、快諾をいただいた。それ以外の奏者についても、急ぐ必要はないのだけれど、決められるものは決めていこう。
その他に、個人的には事前に「講演会」のようなものを開いて、この没後800年にちなんで、あらためて聖フランシスコの人となりから始まって、彼の存在が現代に投げかける意味などについて、僕が自分の言葉で語ってみたいなと考えている。
って、ゆーか、2年前にアッシジにまで行っておきながら、当の「没後800年」の記念の年に、何も考えていなかった僕って本当に愚かだと思う一方で、夢で掲示をくれた人に限りなく感謝をしたい・・・こうして、いろいろがトントン運んでいくのだから、やっぱり彼は僕の守護霊に違いない!そうして、演奏会は必ず大成功する!
聖フランシスコ800合唱団の実際の練習は、4月4日土曜日から開始だが、すでに何人もの参加依頼が届いている。みなさんもどうぞ!気後れしないで、初めての方もどうか参加して下さい!オーディションはない一方で、全員歌えるようにきめ細かく指導します。
新国立劇場での仕事
今年に入ってから、古巣である新国立劇場に戻って「こうもり」公演を終え、現在ではヴェルディ作曲「リゴレット」の舞台稽古が進んでいる。それまで、この劇場を離れて、二期会をはじめとして外部の団体で仕事をしてきた僕にとっては、この国立のオペラ専用劇場での仕事は、あらゆる意味でとてもスムースに進み、あらためて、世界的レベルのオペラ劇場様々な機構の素晴らしさを味わっている。
今日は、オケ付きの最終稽古。
では、行って来ま~す!
2026. 2.16
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